• ホーム
  • 2階建てなら子供部屋の位置を配慮しよう!

2階建てなら子供部屋の位置を配慮しよう!

戸建て住宅はお隣との騒音問題は避けられますが、家の中の声がうるさいと感じ、振動が気になることがあります。2階建ての子供部屋はその位置に注意が必要です。リビングの上に子供部屋があると、足音が響くことが避けられず、ストレスとして感じられます。2階建ての子供部屋はリビングの上を避けるなどの工夫が必要です。

2階建てで子供部屋がうるさいからと言って、床に防音材を設置して避けることは簡単ではありません。子供の声や足音が響くことを技術的に解決するは難しく、工夫だけではどうしようもないこともあります。2階建てで、声や足音のストレスから逃れるためには、間取りの工夫が必要です。リビングの直上は和室にすることで、音や振動をある程度緩和することができます。直上がフローリングの場合は声や足音を防ぐのは難しくなります。2階建ての場合、1階と2階の部屋の配置は簡単には決められません。2階の上がるのにストレスを感じない間はどちらにいても問題はありませんが、高齢者は1階のほうが楽なのです。将来のためにも、1階に独立した洋間を設けることで、将来の利便性は向上します。子供部屋は2階に設けるのが一般的ですが、独立心を育成するうえから望ましいと言えます。しかし、人数分の個室を設けるかどうかは別な問題です。

1階にリビングを配置し、2階を個室にする間取りはよく見かけます。水回りは1階に設けなければならず、1階のスペースは大きく不足します。それでも実際の家族の居場所を見ると、1階のリビングに滞在する時間が多いはずです。リビングは大きく取り、家族が滞在しやすくする配慮が必要となります。子供部屋は小さな個室とすることは避け、大きな部屋をパーティションで仕切るほうが使いやすい面があります。建築的に問題を解決する方法以外にも、使う時間をずらすなどの措置により、狭い空間を有効に使う工夫が必要です。間取りも固定観念に縛られずに、自由な発想が求められます。

敷地に余裕がある場合は無理に2階建てとせず、平屋建てにする方法も考えられます。少子高齢化により大人数で住むことが珍しくなり、多くの部屋を作る必要がなくなったのがその理由です。平屋は防災上も有利で、地震や暴風にも強くなります。坪単価も安くなり、法規上も有利なのです。これからの住まいはこれまでとは異なる発想が求められます。短期的に建て替える発想ではなく、長く住むための工夫も必要です。